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一瞬、スマホの使い方を忘れるほど、頭が真っ白になりました。熊本で震度7の地震が起きたと聞いて…。もし身近に地震が起きるとしたら、それは私の住む東京であって、けして故郷の熊本であるはずはなく、想定外の事態にまったく心が追いつきませんでした。

慌てて両親に連絡しようとスマホを手にしたものの、最初のパスワード画面で間違って実家の電話番号を入力してしまいます。二度ほど繰り返して、そこにはパスワードを入れるものだと、ようやく思い当たった次第。なんとかホーム画面を立ち上げましたが、今度は電話のかけ方が思い出せません。ただ単に、電話のアイコンをクリックするだけなのですが…。

やっとの思いで電話をかけましたが、両親につながらず、夫の母にもつながらず、なぜか愛知出張から帰宅中の夫にもつながらず…。何度も何度もかけ直してみても、結果は同じです。

唯一、弟家族とはすぐにラインでつながり、一家五人みんな無事でホッとしました。ネットって、なんて偉大なんでしょう!

しかし夫は、そのラインすら既読になりません。新幹線の中では熊本で地震があったことにも気づかないだろうと思い、早く伝えなければと気ばかりが焦ります。やっと夫から電話がかかってきて、夫は義母と電話をしていたために電話もラインもつながらなかったと謎が解けました。たまたま親子で電話をしていたときに熊本地震が起きたそうで、一人で住む義母は夫と声だけでも一緒にいられて心強かっただろうと安心したものです。

やがて私の両親とも電話がつながり、弟家族に両親の無事をラインで伝えると、やっと肩の力が抜けました。そして主人が帰宅すると、気が緩んだのか全身の力が抜けてしまいました。

その後、続々と友人や親戚の無事がわかり、心から安堵したことを覚えています。

まさかこの地震が、28時間後に『前震』と呼ばれるようになるとは想像すらできませんでしたが。

(4月14日の出来事を6月17日に執筆)